AGA治療のQ&A

AGAの治療を受けた男性は不妊になる?

2018/12/05

男性不妊の原因とは?

男性不妊の原因とは?

不妊とは赤ちゃんができないことを指し、WHOや日本産科婦人科学会では下記のように定義しています。

  • 1年間以内に自然妊娠に至ることができない
  • 妊娠を一定期間以上維持できない

6組の夫婦で1組は不妊症の悩みを抱えていて、現在では全く不思議なことではありません。

「不妊になるのは赤ちゃんを産む女性だけ!」と考えている方は多いものの、実は男性にも原因が潜んでいることがあります。

男性不妊が引き金となって赤ちゃんを授かることができない夫婦も意外と多く、どのような原因が考えられるのか幾つか見ていきましょう。

  • 無精子症:造精機能障害の一つで精液の中に精子が1匹もいない状態
  • 乏精子症:精液の中に存在する精子の量が異常に少ない(基準値を下回る)
  • 精子無力症:精子の数は正常でも運動率が低くて真っ直ぐ高速に泳げない
  • 精索静脈瘤:精巣の発育不全で精子の形成に悪影響が生じる
  • 先天性精管欠損:精管が備わっていない原因で精子が精巣内に閉じ込められている
  • 膿精液症:白血球が増えて精子の運動率が著しく低下している
  • 勃起不全(ED):女性との性交時に十分な勃起が得られない

男性に何かしらの原因があって不妊に至っている夫婦は全体の50%と言われていて、女性だけの問題ではないと心得ておかなければなりません。

 

AGAの治療を受けた男性は不妊になるの?

AGAの治療を受けた男性は不妊になるの?

AGAの治療を受けた男性は不妊になるのではないかと噂が飛び交っています。

  • これから子作りを考えている
  • 赤ちゃんを作る予定でいる

上記のような男性にとっては大問題で、AGA治療を取るべきなのか妊娠を優先すべきなのか気になるのではないでしょうか。

これは全てのAGA治療に該当するわけではなく、有効成分のフィナステリドを含むプロペシアを服用している男性が当てはまります。

プロペシアを服用した全ての男性が不妊に陥るわけではありませんが、AGA治療を継続する中で男性としての生殖機能が発揮されず、妊娠しづらい状態になりやすいのです。

 

プロペシア(フィナステリド)の服用で男性不妊になる理由は?

プロペシア(フィナステリド)の服用で男性不妊になる理由として、男性機能に関する副作用が第一に挙げられます。

決して危険性の高い内服薬ではありませんし、AGAの治療に効果が高いのは間違いなく、プロペシア(フィナステリド)のメリットを幾つか挙げてみました。

  • 海外や日本の研究で科学的に抜け毛を防止する効果が認められている
  • 日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインでAランクの高い評価を獲得している
  • 酵素の働きを阻害してDHTの生成を抑え、AGAによる抜け毛の進行を遅らせることができる
  • 自宅で1日に1錠を守って服用を続けるだけでOK
  • AGA専門クリニックだけではなく個人輸入代行業者のオオサカ堂でも購入できる

AGAの予防や改善に働きかけてくれるのは紛れもない事実ですが、健康食品ではなく医薬品だからこそ副作用の可能性が指摘されています。

  • 性欲が減退する
  • 男性機能が低下する
  • 抗うつ症状が出る
  • 勃起不全(ED)に陥る

このように男性ホルモンへと少なからず作用するからこそ男性機能と関わる副作用のリスクがあり、AGAの治療を続けて男性不妊の原因になるのではないかと考えられている理由です。

 

フィナステリドの副作用で精子数が減る?

海外で実施された研究によると、プロペシアの中に含まれているフィナステリドの副作用で精子数が減ることが分かりました。

アメリカの生殖医学会の雑誌の「Fertility and Aterility」に掲載されていて、研究の内容を大まかに見ていきましょう。

  1. プロペシアを服用させていた男性に一定期間に渡って中止させる
  2. 精液の濃度がどのように改善されたのか確かめる実験
  3. 服用の中止で服用中と比較して精子数が平均11.6倍に増加した
  4. 服用前と比較して精子数が減少した男性はいない
  5. あくまでも全体の数だけで運動性や形態に変化はなかった

AGAの治療でそのままフィナステリドを摂取し続けていれば、精子数が更に減少する可能性は十分にあります。

服用を中止すれば精子の量が元に戻ったり増加したりといった良い影響があり、子作りを考えている男性は今後の対策についてパートナーや医師へと相談すべきです。

 

AGA治療を継続するのかどうかは医師へと相談しよう

AGA治療を継続するのかどうかは医師へと相談しよう

「AGAの治療で男性不妊に繋がる」という噂が飛び交っているのは、プロペシアの副作用に尾ひれがついて広まったのが原因だと考えられます。

精子数が減少しやすいのは研究で判明していても、精子の運動性や形態に関しては特に変化がありませんし、副作用の発症率は非常に低いのでほとんどの男性は不妊になりません。

中には神経質な男性もいますので、プロペシアの服用を続けるのか他のAGA治療を選択するのか医師へと相談するのがベストです。

  • プロペシアやフィンペシアを処方してもらっている病院へと足を運ぶ
  • これから子作りを始める旨を伝える(男性不妊のリスクがあるのか聞く)
  • このまま服用を続けるのか別のAGA治療を選択するのか相談する

上記のように正しい知識を持った専門医の指示に従うのが最も安全性が高く、治療を進めて実際に性欲が減退した時も相談に乗ってくれます。

どの医療機関で治療を受けるのが良いのか分からない男性は、AGAスキンクリニックへと足を運んでみましょう。

  • プロペシアの処方料金が初回に限り4,200円と非常に安い
  • オリジナルタブレットなどプロペシア以外のAGA治療も豊富
  • 頭皮へと薬剤を注入する育毛メソセラピーで高い発毛効果を得られる

AGAスキンクリニックにはこういった特徴があり、薄毛の改善に精を出したい男性も不妊の悩みを抱える方も個人に合わせてサポートしてくれますので、まずは無料カウンセリングを受けてみてください。

 

参考 AGAスキンクリニックの公式サイトはこちら

 

AGAスキンクリニックの評判をまとめてみた

 

プロペシアの服用によるAGA治療で子作りする際の注意点

厚生労働省のホームページを見てみると、プロペシアの服用でAGA治療を行う男性に対して女性や小児に対して厳重に注意喚起をしています。

妊娠中かその可能性のある女性は絶対にプロペシアを服用したり錠剤へと触ったりしてはならず、その理由を以下ではまとめてみました。

  • 通常のプロペシアは錠剤がコーティングされている
  • 錠剤が欠けたり割れたりするとフィナステリドが飛び散る可能性がある
  • 男の子を妊娠している女性の体内にフィナステリドが入り込む
  • 男児の生殖器の成長や正常な発育に悪影響が引き起こされやすい

プロペシアの女性への効果は確認されていないので抜け毛や薄毛の改善で服用しても全く意味はありませんし、皮膚へと付着して経皮吸収されるリスクも十分にあります。

つまり、AGAの治療でプロペシアを服用している男性で子作りを考えているのであれば、パートナーとなる女性に触れないように取り扱いに気を配らなければならないのが注意点の一つです。

  • AGAの治療にかかる費用を少しでも削減したい
  • プロペシアをピルカッターで砕けば良いのでは?

このように考えている男性は多いものの、自分の判断で割ったり砕いたりするのは禁じられており、1日に1錠を守って服用し続けなければなりません。

 

不妊のリスクを抑えたい男性におすすめのAGA治療や対策は?

不妊のリスクを抑えたい男性におすすめのAGA治療や対策は?

フィナステリドを含むプロペシアの服用には、少なからず男性不妊の原因が潜んでいます。

そこで、不妊のリスクを少しでも抑えたいのであれば、ノコギリヤシを使ったAGA治療や対策がおすすめです。

ヤシ科のハーブの一種であるノコギリヤシには、還元酵素の5αリダクターゼを阻害してAGAの直接的な原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する働きがあります。

医薬品のプロペシアと似たような効果が期待でき、AGAの対策としてノコギリヤシで代用するのは選択肢の一つです。

現在ではノコギリヤシを含むサプリメントがネット通販で販売されていて、種類別の含有量をまとめてみました。

  • ボストン(BOSTON):300㎎
  • イクオスサプリEX:300㎎
  • GUNGUN:200㎎
  • ブブカサプリ:135㎎
  • フェルサ:100㎎
  • チャップアップサプリ:非公表

プロペシアと同等の効果は期待できなくても、抜け毛を抑制するサポートは十分に期待できます。

数多くのサプリメントの中でもノコギリヤシの含有量が多く、尚且つエキス(オイル)で摂取できるボストン(BOSTON)が人気ですので、不妊の不安を抱えている男性は試してみてください。

 

参考 BOSTON(ボストン)の詳細はこちら

 

男性不妊の疑いがある人はクリニックで検査を受けよう

男性不妊の疑いがある人はクリニックで検査を受けよう

AGA治療を続けて男性不妊の疑いがある人には、クリニックでの検査がおすすめです。

病院によって異なるものの、下記のように様々な検査が実施されています。

  • 精子数全体や運動精子の数を調べる「精液検査」
  • 採血で染色体異常の有無を調べる「染色体検査」
  • 精巣の機能を調べる「ホルモン検査」
  • Y染色体に焦点を当てて調べる「Y染色体検査」
  • エイズや梅毒の検査を行う「感染症管理」

AGAの治療以外の原因で妊娠率が下がっている可能性も多く、専門医へと相談する方法が無難です。

 

まとめ

AGAの治療を行ったとしても、全ての男性が不妊で悩まされるわけではありません。

しかし、プロペシアやフィンペシアなど男性機能に関する副作用のリスクがある医薬品はあり、今一度治療や対策の方法を見直してみてください。

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