筋トレはAGA治療の妨げになる?
2019/03/20
目次
筋トレはAGA治療の妨げになるの?
近年では男性も女性も性別に関わらず、日々の生活の中で筋トレへと取り組む方が増えました。
- 筋肉量をアップさせて男らしい身体を維持したい
- 胸やお尻などをキュっと引き締めてスタイルを良くしたい
このような効果が筋トレにはあり、スポーツジムやフィットネスジムに通わなくても自宅で行うことはできます。
しかし、「筋トレはAGA治療の妨げになるのでは・・・」と噂が飛び交っていて、不安を抱えている男性は多いのではないでしょうか。
確かに、男らしいボディを手に入れたりメタボを解消したりできても、AGAの症状が進行して抜け毛が増えて薄毛が促されてしまっては意味がありません。
なぜこのような噂が流れているのか理由をまとめてみました。
- 筋トレへと取り組むことによって男性ホルモンのテストステロンの分泌量が増える
- テストステロンが増えれば悪玉男性ホルモンのDHTが増える
- AGAはDHT(ジヒドロテストステロン)によるヘアサイクルの阻害で発症する
筋トレをすることで男性ホルモンの分泌量が増加するのは有名な話です。
ダンベルやバーベルなど筋肉を激しく使う無酸素運動ほどテストステロンが増えやすく、AGAの引き金になる存在だからこそ治療している方はやめた方が良いと考えられています。
全ての男性が筋トレでAGAが悪化するわけではない!
AGAと男性ホルモンが深く関わっているのは紛れもない事実です。
しかし、全ての男性が筋トレを毎日の生活に取り入れることにより、AGAの症状が悪化したり治療が阻害されたりするわけではありません。
そのことはハゲの原因を発見した科学者のハミルトン博士の実験に答えがあり、男性ホルモンと薄毛の関係性について詳しく見ていきましょう。
- ハミルトン博士は去勢された男性の薄毛について人体実験を行った
- 思春期よりも前に去勢した男性はAGAによる薄毛にならなかった
- 薄毛の男性が去勢すると薄毛の進行が止まることから男性ホルモンが深く関わっていることが証明された
- 去勢したAGAの男性にテストステロンを注射すると薄毛の進行が再び始まった
- 薄毛ではない去勢後の男性にテストステロンを注射しても髪の毛に変化はない
「難しい話で何を言っているのか全く分からない・・・」という人もいると思いますが、大まかにまとめると男性は以下の2種類のタイプに分かれます。
- テストステロンの量に応じて薄毛が進行する
- テストステロンの量に関わらず全くハゲない
つまり、遺伝的にAGAを発症しやすく、ハゲる可能性が高い男性ほど筋トレをすると症状の悪化に繋がりやすいのです。
「遺伝的に薄毛で悩まされやすい=ハゲるポテンシャルを持っている」と説明でき、そういった男性は筋トレで男性ホルモンの分泌量が増えると頭頂部や前頭部の薄毛が進むリスクがあります。
筋トレでハゲた男性の口コミをチェック!
以下では自宅でジムで筋トレを行い、その結果としてハゲてしまった男性の口コミをまとめてみました。
- 肥満やメタボを解消してダイエットするためにジムへと通った
- インストラクターさんの指示に従って効率良く身体を鍛えた
- その結果3ヶ月で体重が6㎏減り、体脂肪率もマイナス7%になった
- マッチョになった代償として大事な髪の毛を失ってしまった
加齢による影響や食生活の乱れが関わっているケースもありますが、「テストステロンが増える」⇒「還元酵素がDHTに変える」⇒「ヘアサイクルが乱れる」という流れで抜け毛や薄毛が酷くなる男性はいます。
筋肉をつけて健康体をキープするのはとても大事でも、せっかく行っているAGA治療の効果が出なくなる可能性もあると心得ておかなければなりません。
男性ホルモンのテストステロンを増やすメリットは?
筋トレがAGA治療の妨げになる可能性があると聞き、「身体を鍛えない方が良いのでは・・・」と考える男性はいます。
しかし、男性ホルモンのテストステロンの分泌を増やすメリットもあり、以下では幾つか挙げてみました。
- 筋肉量が増えて男として魅力的なボディを作れる(女性からモテる)
- 何もしなくても消費されるエネルギーの基礎代謝が上がる
- 脂肪の燃焼効果が促されてダイエットの効果がアップする
- 神経伝達物質のドーパミンが増えてやる気や意欲が向上する
- 血管や臓器に不純物質が蓄積されるのを防ぐ一酸化窒素(NO)の分泌が促され、加齢によって進行する生活習慣病を予防できる
- ミトコンドリアの健康を保って加齢による衰えを防ぐ
- 脳の働きが促されることで自然と記憶力や集中力が高まる
AGAによる薄毛には天敵だったとしても、健康を増進したりモチベーションをアップしたりと嬉しい影響はたくさんあります。
むしろ、男性ホルモンは男性が生きていくために欠かせない存在で、体内から不足するとどんな症状を引き起こすのか見ていきましょう。
- 筋肉量や筋力が低下して基礎代謝も自然と下がっていく
- HDL(善玉)コレステロールの減少によってメタボのリスクが高まる
- 性欲が低下したり勃起不全(ED)に陥ったりと夜の生活に支障が出る
- うつのような症状が出て何事にもやる気や意欲が湧かなくなる
- 慢性的に疲れが溜まりやすくなって仕事やプライベートに支障が生じる
日常生活に支障を来たすケースもあり、無理にテストステロンを減らさない方が良い理由です。
治療でDHTを抑えながら筋トレをすればAGAは進行しない!
無理に筋トレを我慢しなくても、治療でDHT(ジヒドロテストステロン)を抑えていれば進行をストップさせることはできます。
ハミルトン博士の時代には解明されていなかった事実なのですが、AGAによる薄毛はテストステロン自体ではなく、還元酵素の5αリダクターゼによる影響で変化するDHT(ジヒドロテストステロン)が引き金です。
- 男性の身体には生きていくために男性ホルモンのテストステロンが分泌されている
- 毛乳頭や毛母細胞など様々な箇所に5αリダクターゼが存在している
- この還元酵素が「テストステロン⇒DHT」という変換を媒介している
- DHT(ジヒドロテストステロン)が増えるとヘアサイクルが乱れる
- 成長期が短くなって休止期が長くなれば自然と薄毛が進行する
上記のメカニズムとなっていて、AGA治療で還元酵素の5αリダクターゼの働きを抑えていれば筋トレをしていても髪の毛に悪影響を及ぼしません。
その代表的な医薬品がフィナステリドを含むプロペシアで、数多くの皮膚科やAGA専門クリニックで処方されています。
- 最初に行うAGA治療はプロペシアの服用
- AGA治療の中でもオーソドックスな方法
このような特徴があり、プロペシアは他の不確かな方法とは違って日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインでもAランクと高い評価を獲得しているのです。
全国の至る場所に医院を構えているAGAスキンクリニックでは、初回に限りプロペシアが4,200円と格安の料金で処方されています。
専門クリニックで知識が豊富な医師の指示に従ってAGA治療を受けたいと考えている男性は、一度AGAスキンクリニックで無料カウンセリングを受けてみてください。
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