リンスやコンディショナーはAGAの原因?それとも対策に繋がる?
2018/01/29
目次
「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の違いとは?
何気なく毎日の生活で使っているヘアケアグッズでも、本来の効果や目的を知らない方は少なくありません。
そこで、以下では「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の違いを簡単にまとめてみました。
- リンス⇒元々はアルカリ性のシャンプーの成分を中和する目的で作られた
- コンディショナー⇒髪の毛の表面のキューティクルを保護してサラサラ感をアップする
- トリートメント⇒毛髪の内部へと有効成分が浸透し、ダメージ部位へと栄養を与える
どれも髪の毛を守ってくれる存在ですので、AGAによる抜け毛や薄毛で悩んでいる男性も増えていますね。
リンスとコンディショナーは同じヘアケア用品だと一括りにされることが多く、次の効果を持っているのが理由です。
- 髪の毛にコシを与えてハリのある状態を作る
- 静電気の発生を抑えてゴワゴワした髪をサラサラにする
- 毛髪の表面をカバーしてコンディションを整える
- 髪の毛に潤い成分を与えてまとまりの良い状態へと促す
リンスよりもコンディショナーの方が髪の毛のコンディションを整える力が強いものの、両方とも見た目を良くしたりダメージから保護したりできます。
リンスやコンディショナーはAGAの原因になるの?
「リンスやコンディショナーを使うとAGAの原因になるのでは?」といった噂が飛び交っていました。
実際にシャンプーと合わせてリンスやコンディショナーを使い、抜け毛の本数が増えたと感じている方は少なくありません。
しかし、ヘアケア用品とAGA(男性型脱毛症)には直接的な関係性がなく、男性ホルモンが関わっているからです。
悪玉の男性ホルモンが増えるとAGAを発症して抜け毛や薄毛に繋がりやすく、詳しいメカニズムについて見ていきましょう。
- 男性の身体には逞しくしたり性欲を増したりする男性ホルモンが流れている
- 男性ホルモンはテストステロンやデヒドロエピアンドロステロンなど種類が多い
- テストステロンが還元酵素の5αリダクターゼと結び付く
- そうすると悪玉のDHT(ジヒドロテストステロン)が産生される
- DHTはヘアサイクルを狂わせて抜け毛が増える原因となる
DHT(ジヒドロテストステロン)による影響で、「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」というヘアサイクルが乱れます。
頭頂部や前頭部にこの男性ホルモンが存在しているのがAGAの原因ですので、リンスやコンディショナーの使用は特に関係ないですよ。
リンスやコンディショナーの間違った使用方法には注意!
リンスやコンディショナー自体はAGAの原因にはならなくても、間違った使用方法を続けていると抜け毛が増えたり薄毛が進行したりします。
間違った使い方で間接的に抜け毛の原因となりやすく、リンスやコンディショナーがどのように悪影響を及ぼすのかまとめてみました。
- シャンプーをして汚れを取り除いた後にリンスやコンディショナーを使う
- 油分がきちんと洗い流されておらず、髪の毛の根元や頭皮に付着している
- 毛穴詰まりを引き起こして頭皮環境の悪化に繋がる
- 髪の毛が成長する土壌が荒れて皮脂が過剰分泌したりかゆみが出たりする
毛穴詰まりで健康的な髪の毛が作られにくくなれば、だんだんと細く弱い状態へと変化していきますね。
既にAGAを発症している男性は悪影響を受けやすいので、シャンプーに加えてリンスやコンディショナーの正しい使い方を把握するのは大事です。
そこで、以下では毎日のヘアケア対策でどんな点を押さえておけば良いのか幾つか挙げてみました。
- どちらかと言うとシャンプーを重点的に行って付着した皮脂汚れやホコリを落とす
- リンスやコンディショナーは、髪の毛の中間から毛先へと向かって付ける
- 手ぐしで全体的に馴染ませるのがポイントで、頭皮へとベッタリ塗布するのは避ける
- 最後にぬるま湯のシャワーを使って洗い流し、洗浄成分が頭皮に残らないようにする
「AGAを発症している」⇒「頭皮環境が悪化している」という男性は抜け毛が増えて薄毛が進行しやすいので、毎日のヘアケア対策は念入りに行ってください。
リンスやコンディショナーはAGAの対策に繋がるの?
リンスやコンディショナーはAGAの対策に繋がるのかどうか、疑問を抱えている男性は多いのではないでしょうか。
確かに、髪の毛に良い成分がリンスやコンディショナーの中に入っているのは事実で、次のように薄毛っぽく見られる状態を改善できます。
- 毎日のヘアケアで使うことで髪の毛の傷みやパサパサを改善する
- 毛髪が綺麗な状態になれば薄毛っぽく見られずに済む
- 元気な髪の毛になって若々しい見た目をキープできる
しかし、育毛や発毛の手助けをしてくれるようなアイテムではないですし、上記でも説明したように油分や界面活性剤が毛穴へと詰まるとAGAによる抜け毛が悪化しやすいので注意しなければなりません。
あくまでもリンスやコンディショナーは補助的な存在と考え、AGAの対策は毎日のシャンプーを重要視すべきですよ。
シャンプーの選び方や使い方が間違っているとAGAの症状が進行しやすいので、押さえておきたいポイントを幾つか見ていきましょう。
- 頭皮や髪の毛への刺激を最小限に抑えるために、アミノ酸系の成分が入った製品を選ぶ
- 髪の毛全体を満遍なく洗い、日常生活で付着する皮脂やホコリなどの汚れを綺麗に落とす
- 汚れを落としたいからといって、ゴシゴシと力を入れたり爪を立てたりしてはいけない
- 頭皮の乾燥を未然に防ぐために、1日に何回もシャンプーをするのは避ける
育毛シャンプーの使い方や選び方に関しては次のページでも詳しくまとめています。
内服薬や外用薬を使ったAGAの治療に加えて、頭皮環境を整えてしっかりと成長しやすい土台を作る対策もきちんと心掛けてください。
メンズにおすすめのリンスやコンディショナーをチェック!
AGAの発症の有無に関わらず、髪の毛の傷みを予防したり紫外線のダメージから守ったりするにはリンスやコンディショナーを使うべきです。
正しい方法でヘアケアを行っていれば、AGAの原因になることも抜け毛の症状が悪化することもありませんね。
以下ではメンズにおすすめのリンスやコンディショナーを幾つか紹介していますので、選び方の参考にしてみましょう。
- シーブリーズ コンディショナー:大手の資生堂から販売されているヘアケア用品で、若い男性のオイリー肌に合うように設計されている
- スカルプD パックコンディショナー:頭皮の保湿に配慮したコンディショナーで、有効成分のコラーゲンが頭皮や髪の毛に潤いを与えてくれる
- クリアフォーメン エキスパートコンディショナー:活性炭の吸着効果により、頭皮の気になる臭いを抑えたりフケの発生を予防したりしてくれる
- PROTEC 頭皮ストレッチコンディショナーポンプ:柔軟化成分のエステル油を含み、頭皮へと潤いを与えたり柔らかく保ったりしてくれる
- モーガンズ ノンシリコンアミノ酸ヘアコンディショナー:リッチとフローラルの2種類があり、傷んだ髪の毛を芯から補修したり潤いを与えたりする
- H&Sフォーメン ボリュームアップシリーズ薬用コンディショナー:ハリやボリュームのある状態へと仕上げてくれるので、AGAによる薄毛で悩むメンズにおすすめ
薬局やドラッグストアで市販されている安すぎるリンスやコンディショナーは品質が悪いため、インターネット通販で購入するのは選択肢の一つです。
まとめ
以上のように、正しい方法でリンスやコンディショナーを使っていれば、AGAの原因になったり抜け毛の本数が増えたりする心配はありません。
しかし、髪の毛を表面からコーティングしてダメージを補修するのが目的ですので、どの種類の製品を購入してもAGAの直接的な対策にならないのは紛れもない事実です。
- AGAを治療して若い頃の髪の毛を取り戻したい
- 発毛効果を得てフサフサの毛髪にしたい
- 抜け毛を抑えてAGAの進行をストップしたい
こういった男性はリンスやコンディショナーなどヘアケア用品で対策するのではなく、AGAの専門クリニックへと足を運んで治療を受けましょう。
秋葉原に医院を構えているAGAヘアクリニックでは、次の内服薬や外用薬を取り扱っていました。
- DHTによる抜け毛を身体の内側から予防するプロペシア
- 血管拡張作用で発毛効果を得られるミノキシジル育毛剤
- 身体の内側から発毛効果を出すミノキシジルタブレット
- 2種類の5αリダクターゼを阻害できるザガーロ(デュタステリド)
AGAヘアクリニックでは医院へと通院できない男性のためにテレビ電話診察のシステムも取り入れられていますので、詳細は公式ホームページで確認してみてください。
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