AGAの治療中に子作りはできる?悪影響はない?
2018/04/24
目次
AGAの治療中に子作りはできるの?悪影響はないの?
AGAを治療している間に子作りができるのか、疑問を抱えている男性は少なくありません。
確かに、AGAの治療では基本的に医薬品を服用する形となりますので、以下のような不安を抱えるのは当然ですよね。
- 自分の精子に医薬品の成分が行き渡るのではないか?
- AGAの治療中にできた子供は奇形のリスクが高まるのでは?
- 不妊のリスクが高まってしまうのではないか?
どんなAGA治療を選択したのかによって異なるものの、医薬品を服用しているからといって子作りができないわけではありません。
女性の場合は妊娠した時のことを考えて内服薬の服用はある程度制限しなければならなくても、男性はそこまで神経質にならなくても大丈夫ですよ。
そもそも、「AGAの治療が子作りに悪影響を与える」とネットで噂されているのは、恐らくフィナステリドを含むプロペシアが女性に禁止されているからではないでしょうか。
- フィナステリドが主成分のプロペシアを服用する
- 還元酵素の5αリダクターゼの働きを阻害する
- 男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)の生成が抑制される
- ヘアサイクルが正常化して抜け毛や薄毛を対策できる
このようなメカニズムでAGAによる薄毛を改善できますが、胎児のDHT(ジヒドロテストステロン)が減少すると奇形のリスクが高まります。
生殖器を成長させるに当たって欠かせない男性ホルモンですので、女性はプロペシアを服用したり錠剤に触れたりしてはいけないのです。
男性の精液に行き渡るフィナステリドは僅か!
フィナステリドが胎児に危険な成分だと聞き、「自分がAGAの治療でプロペシアを服用したら赤ちゃんに悪影響があるのでは・・・」と不安を抱えている男性は少なくありません。
しかし、結論から言うとプロペシアを服用中も子作りは可能で、男性の精液に行き渡るフィナステリドの量は僅かなのが理由ですね。
どのくらいの量が移行するのか、プロペシアの添付文書では下記のように記載されていました。
- 男性型脱毛症患者にフィナステリド1mgを1日に1回に渡って投与する
- 6週間に渡って継続して服用してもらった
- 精液に移行したフィナステリドの量は0.00076%以下
実験結果でも微々たる量だと判明し、0.00076%以下であればプロペシアの服用中に子作りをしても一切の悪影響はないでしょう。
もちろん、リスクがゼロではないのが曲者ですが、理屈上で起こり得るだけで今のところは胎児に奇形が起きたという症例はありません。
「妊娠中の女性がプロペシアを服用しない」「妊娠中の女性はプロペシアに触らない」といった点さえ守っていれば、比較的安全性の高いAGA治療薬なのです。
プロペシアによるAGA治療で男性機能は低下する?
プロペシアを服用中の男性でもフィナステリドが精液へと行き渡る量はごく僅かですので、神経質になる必要はないでしょう。
しかし、プロペシアを使ったAGA治療では男性機能の低下のリスクがあり、子作りに何かしらの支障が出る可能性は十分にありますね。
以下ではプロペシアの服用により、引き起こされやすい副作用の症状を幾つか挙げてみました。
- 性欲減退:100人中2%の男性が性欲が減退したと感じている
- 勃起不全(ED):女性との性行為中に上手く勃たなくなる
- 精子減少:精液の中に含まれている精子の数が減少する
精子数が減少したり勃起不全に陥ったりすれば、男性不妊の原因となります。
AGAの治療と男性不妊の関係性については、以下のページでも記載しました。
このように聞くと子作りをしようと考えている男性は怖いと感じますが、プロペシアの服用による副作用の発症率は非常に低いのです。
性欲減退は1.8%、勃起機能の低下は1.3%、精子減少は1.1%と数値が出ていて、ほとんどの男性は身体に異常が引き起こされることなく服用できるのはお分かり頂けるでしょう。
確実に男性機能が低下するわけではありませんし、医学的な実験の生殖発生毒性試験を通して雌雄胎児に異常個所は認められないとデータが出ていますので安心ですよ。
子作り中にプロペシアを服用する際は取り扱いに注意!
男性が子作り中にプロペシアを服用して問題がなくても、女性は間違っても口の中に入れてはいけません。
女性が服用しても薄毛の改善には繋がらないので自ら服用することはなくても、次のような間違いが起こる可能性はあります。
- AGAを治療している夫がクリニックでプロペシアを処方してもらった
- 風邪薬や頭痛薬と同じ薬箱の中にプロペシアを入れていた
- 妻が間違ってプロペシアの方の錠剤を服用してしまった
プロペシアの有効成分のフィナステリドは経皮吸収されることもあり、女性は錠剤自体に触れるのもNGです。
つまり、AGAの治療でプロペシアを医師から処方してもらっている男性は、妻である女性が触れないように取り扱いには十分に注意しましょう。
保管方法に気を配るだけではなく、割ったり砕いたりした飲み方も有効成分が飛び散るリスクがありますので危険ですよ。
まとめ
プロペシアを使ったAGA治療でも、男性が普通に服用する分であれば子作りをしても問題はありません。
どうしても胎児への悪影響が怖いのであれば、無理に服用せずに子作りをする前から中断すべきですね。
体内へと吸収されたフィナステリドは1ヵ月前後で血中から消失しますし、赤ちゃんができたと分かってから再開するのが安全なのではないでしょうか。
それに、AGAの専門病院であればプロペシアの服用以外の治療も可能です。
AGAスキンクリニックでは内服薬ではなく外用薬によるAGA治療もできますので、薄毛の悩みを抱えている男性は一度無料カウンセリングで相談してみてください。
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