AGAの治療で医療費控除は適用される?
2019/03/05
目次
AGAの治療で保険は適用されるの?
AGAの治療は現代では多様化していて、プロペシアやミノキシジルなどの投薬治療に加えて、頭皮へと薬剤を注入する育毛メソセラピーやHARG療法も受けられるようになりました。
しかし、どんな治療法を選択しても保険は適用されず、全ての費用を自費で負担しなければならないのがデメリットです。
- AGAによる薄毛は放置していても命の危険性はない
- 美容目的や審美目的の治療だと判断される
- 美容整形と同じ処置に分類される
上記のような特徴があり、風邪やインフルエンザを病院で治すのとは訳が異なります。
どのクリニックや病院を受診しても自由診療なのは一緒で、「国民健康保険を適用させれば3割負担で済むのでは?」という考え方は通用しません。
- 全額を自費で負担する
- 育毛メソセラピーは高い
- 治療期間が長いほど負担も大きい
これがAGAの厄介なところだと言っても過言ではなく、金銭的な負担が大きくて治療を始められない20代や30代前半の男性は多いのではないでしょうか。
AGAの治療で医療費控除は適用されるの?
AGAや薄毛の治療は高額になり、1年間で10万円を超えるケースはたくさんあります。
1ヵ月に1万円を支払っていてもトータルで12万円を支払わなければならず、医療費控除が適用されるのか疑問を抱えている方は少なくありません。
そもそも、医療費控除がどのようなものなのか以下では簡単にまとめてみました。
- 1年間で支払った治療費のうち一定の金額が還付される制度
- 確定申告の際に自分で税務署へと申告する必要がある
- 本人と納税者と生計を共にする家族の医療費の合計が10万円以上で適用される
「病院でお世話になっていて確定申告の際に控除の申請をすれば一定金額が自分の手元に返ってくる」と考えれば分かりやすいでしょう。
具体的に以下の治療費用が医療費控除の対象となると法律で決められています。
- 健康診断を除く初診料や診察費
- 治療が目的で使った塗り薬や内服薬などの医薬品
- 通院などの交通費や病院への入院費
- マッサージや鍼灸で支払った費用
医師から受けた治療は原則的に医療費控除の適用となり、AGAの治療が該当するのかどうか気になるところです。
「AGA治療は保険が適用されない自由診療=だから医療費控除も適用範囲外」とイメージしている方は多いものの、近年では薄毛を病院やクリニックで治療することが一般的となったため、適用の対象となりました。
しかし、容姿を変えたり美化したりする治療は医療費に該当しないと決められていて、「美容整形と同じように対象外」という意見も出ています。
AGAの治療が医療費控除の対象外だと判断される理由は?
なぜ病院へとお金を支払っているのにも関わらず、AGAの治療が医療費控除の対象外だと判断されやすいのか理由を見ていきましょう。
- AGAによる薄毛は日常生活に支障を来たす病気だと判断されていない
- 医薬品も育毛メソセラピーも容貌を変える美容目的の治療とされている
- 審美目的の処置だからこそ健康保険が適用されない
AGAの治療に限らず、胸を大きくする豊胸手術やまぶたを二重にする手術、予防を目的とした健康診断も医療費控除の対象となりません。
つまり、「医師による治療を受けている=全て医療費控除の対象となる」とは言い切れないのです。
AGAの治療法によっては医療費控除になるケースもあり!
医療費控除で手元に戻ってくるお金は、「(1年間にかかった医療費-10万円)×10%」という計算式で算出されます。
1年間に15万円の医療費がかかっていれば5,000円が還付され、支払う費用が高ければ高いほど金銭的な負担が減るので確定申告の際に忘れてはいけません。
基本的にAGA治療は医療費控除の対象とはならないものの、治療法によって下記のように変わることがあります。
<医療費控除の対象にならない>
薬局やネット通販で購入した育毛剤や育毛シャンプー
個人輸入代行業者で購入した外用薬や内服薬
AGAの治療ではなく予防が目的のサプリメント
<医療費控除の対象となる>
病院の医師からプロペシアやミノキシジルを処方された
薄毛の治療のために育毛メソセラピーを受けた
薄毛による精神的なストレスでうつ状態に陥り、審美目的ではなく治療目的だと判断された
税務署の職員の判断で適用されれば、薬代だけではなく診療費や交通費も適応となります。
薄毛に限らず保険と医療費控除は同じものではありませんし、対象となるのかならないのかはケースバイケースなのです。
AGAの治療は長期間に渡って継続しなければならず、トータルで見て高額な費用を負担することも多いので、医療費控除が適用されるのか税務署へと相談してみましょう。
税務署へと行く前に用意すべき書類
以下では、医療費控除を税務署へと申請するに当たり、どんな書類を用意しなければならないのか幾つか挙げてみました。
- 医療費控除に関する事項が記載された確定申告書
- 1年間の所得税を計算した源泉徴収票
- 受診した医療機関で貰ったレシートや領収書
- 育毛やAGAの治療だと判断できる診断書
- タクシーで貰ったレシート(交通費として支払った場合)
AGA治療の領収書や診断書に関しては、病院で医師へと相談すれば無料で発行してくれます。
数多くの患者さんを薄毛の悩みから解放しているAGAスキンクリニックであれば治療に関することだけではなく、確定申告や医療費控除に関するアドバイスもしてくれますので一度相談してみてください。
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