AGAと脂漏性皮膚炎による薄毛の違い
2018/05/26
目次
脂漏性皮膚炎とはどんな症状なの?
脂漏性皮膚炎は頭皮が炎症を起こす病気を指し、皮膚常在菌のマラセチア菌の異常繁殖が大きな原因です。
皮脂が過剰分泌するとそれをエサにしてマラセチア菌が繁殖し、デリケートな頭皮が炎症を起こすメカニズムとなりますね。
脂漏性皮膚炎を発症するとどんな症状で悩まされるのか、具体的に見ていきましょう。
- 皮脂の分泌量が多くなって頭皮付近に大きなフケが出る
- 毛穴に詰まって頭皮の嫌な匂いが酷くなる
- かゆくなって掻き毟って頭皮を傷付けてしまう
- 頭皮にかさぶたのようなできものが目立つようになる
頭皮は外部のホコリや太陽の紫外線など、私たちの知らない部分で様々な刺激やダメージを受けています。
元々敏感肌の人ほど脂漏性皮膚炎を発症しやすく、症状の悪化に繋がりますので十分に注意しないといけません。
AGAと脂漏性皮膚炎による薄毛の違いは?
AGA(男性型脱毛症)も脂漏性皮膚炎も、抜け毛が増えて薄毛が進行する点では一緒です。
AGAはヘアサイクルを狂わす悪玉男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が増える影響で、年齢を重ねるにつれて薄毛の症状が進行していきます。
一方で脂漏性皮膚炎も頭皮の炎症やかゆみだけではなく抜け毛を引き起こすケースが多く、詳しいメカニズムについて見ていきましょう。
- 脂漏性皮膚炎を発症するとマラセチア菌と呼ばれる真菌が繁殖する
- 真菌から分泌される酵素リパーゼが脂肪酸を生成する
- 頭皮を刺激して全体に炎症が起こると毛母細胞にも悪影響を与える
- 髪の毛が細く弱くなって直ぐに抜けやすい状態となる
- 同時に毛穴の中に皮脂が入り込むと毛根にダメージが加わる
フケやかゆみなど頭皮のトラブルのみならず、脂漏性皮膚炎は薄毛の原因にもなりますよ。
AGAと脂漏性皮膚炎による薄毛の違いは、「頭皮にかゆみが出ているのか?」「フケが発生しているのか?」「皮膚から黄色味を帯びた浸出液が出ているのか?」といった点が判断のポイントです。
どちらにしても放置していると症状が悪化しやすいので、早めに対策しないといけません。
頭皮環境が悪化していると太くて長い健康的な髪の毛が生えにくくなるため、脂漏性皮膚炎を放置して頭皮の炎症が加速すると抜け毛や薄毛に繋がりやすい仕組みです。
AGAと脂漏性皮膚炎の併発に注意!
AGA(男性型脱毛症)と脂漏性皮膚炎に直接的な関係性はなく、「皮脂の分泌量が多いからAGAを発症しやすい」といったデータは出ていないですね。
しかし、既にAGAを発症している男性は、脂漏性皮膚炎の併発に注意しないといけません。
そもそも、AGAと脂漏性皮膚炎は発症しやすい時期が重なりやすく、その理由を幾つか挙げてみました。
- 20代から30歳前半にかけて男性ホルモンの分泌量がピークを迎えやすい
- AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)は皮脂の分泌を増やす特徴がある
どちらが先なのか個人によって異なりますが、AGAを発症して尚且つ脂漏性皮膚炎で悩まされる男性はいます。
2つを併発するとAGAによる影響でヘアサイクルが崩れてただでさえ弱い髪の毛ばかりになっている状態に加えて、脂漏性皮膚炎で皮膚のターンオーバーが早まってフケが増えて毛穴に詰まれば毛髪の正常な成長を損ないますので気を付けてください。
脂漏性皮膚炎は粃糠性(ひこうせい)脱毛症とも併発しやすい
頭皮が赤くなったりかゆくなったりする脂漏性皮膚炎は、粃糠性(ひこうせい)脱毛症とも併発しやすい特徴があります。
粃糠性(ひこうせい)脱毛症はフケ症と脱毛が合併した病気で、なぜ脂漏性皮膚炎と関係しているのか見ていきましょう。
- 脂漏性皮膚炎を発症していると頭皮にはマラセチア菌が繁殖している
- この真菌は皮脂や角質細胞を分解する時に刺激物質を出す
- 皮膚が刺激を受けると生まれ変わりのターンオーバーが崩れる
- 頭皮から剥がれた角質がフケとなり、毛穴の中へと詰まる
- 髪の毛の成長が滞って粃糠性(ひこうせい)脱毛症に繋がる
「AGA」「脂漏性皮膚炎」「粃糠性(ひこうせい)脱毛症」と3つの症状が積み重なったと仮定すると、頭皮へと加わる刺激やダメージは計り知れないですよね。
頭皮環境の悪化で髪の毛の成長は阻害されますので、「AGAの治療は医薬品の服用だけではなく生活習慣の見直しも大事!」と専門医から説明を受けます。
プロペシアでDHT(ジヒドロテストステロン)を抑えて根本的な原因を取り除くだけではなく、毎日の洗髪や食生活の見直しも同時に行いましょう。
AGAと脂漏性皮膚炎の治療や対策の方法は?
AGAと脂漏性皮膚炎で悩んでいる男性は、同時に両方の対策を行わないといけません。
脂漏性皮膚炎を放置すれば更に頭皮環境は悪化していきますし、AGAも放置して自然と完治する病気ではないのが理由です。
そこで、以下ではAGAと脂漏性皮膚炎の治療や対策の方法を幾つか挙げてみました。
どちらの症状も改善して健康的な髪の毛を育てることはできますので、一度チェックしておいてください。
最初に脂漏性皮膚炎の対策を行う
AGAを治療する内服薬や外用薬を服用していても、脂漏性皮膚炎を発症していると効果が薄れます。
頭皮の皮脂が増えていたりフケが毛穴へと詰まったりしていると髪の毛の成長が損なわれるため、最初に脂漏性皮膚炎の対策を行うのが重要ですよ。
以下では自宅で可能な脂漏性皮膚炎の対策法を紹介していますので、症状を和らげるために実践してみましょう。
- ラウリル硫酸Naなど刺激の強い洗浄成分を含まないシャンプーで洗髪する
- 頭皮へのダメージを抑えるために、アミノ酸系の洗浄成分を含むシャンプーを使う
- 過剰に分泌される皮脂の分解を助けるビタミンB2を野菜や果物で摂取する
- 頭皮用のローションを塗布したり帽子を被ったりと頭皮の日焼け対策を行う
- 肌の生まれ変わりを助けるために、夜の22時~深夜の2時のゴールデンタイムに睡眠をとる
気にしている方は少ないものの、夏場は特に頭皮の日焼け対策が大事です。
顔の肌と同じように私たちの頭皮は太陽の紫外線による刺激を受けていますので、脂漏性皮膚炎を悪化させないために日焼け対策を念入りに行ってください。
皮膚科へと受診して薬を処方してもらう
脂漏性皮膚炎による赤みやかゆみの症状が酷い場合は、皮膚科へと受診して薬を処方してもらう必要があります。
シャンプーを変えたり生活習慣を見直したりと自分で対策を行い、変化がなかった男性も医師の診察を受けるべきですね。
個人の症状や肌質で違いがありますが、脂漏性皮膚炎の治療では次の2種類の医薬品が使われます。
- ステロイド剤:免疫を抑制して炎症を抑える効果があり、紫外線など外部刺激への反応も抑える
- 抗ヒスタミン剤:頭皮のかゆみの大きな原因であるヒスタミンの作用を抑える
外用薬で外側から対処するのか、内服薬で内側から対処するのか専門医へと相談してみましょう。
ただし、以下のページでも記載していますが、皮膚科ではAGAの専門的な治療を受けることはできないと心得ておくべきです。
専門クリニックでAGAの治療を受ける
脂漏性皮膚炎が治って頭皮環境が整ったら、いよいよAGAの治療を始められる段階になります。
街中にあるような皮膚科では満足のいく治療が受けられないケースが多いため、専門クリニックへの受診がベストです。
- 東京都にはたくさんのクリニックがあって選び方で迷う
- 信頼できる病院でAGAの治療を受けていきたい
こんな悩みを抱えている男性には、AGAスキンクリニックをおすすめします。
AGAスキンクリニックは新宿や池袋など都心部を中心に医院の数が多く、治療法もオリジナル発毛薬やAGAメソセラピーなど豊富なのが魅力的ですね。
今までに数多くの患者さんが薄毛を克服していますので、まずはAGAスキンクリニックで無料カウンセリングを受けてみてください。
まとめ
以上のように、AGAと脂漏性皮膚炎を併発していると薄毛の症状が悪化しやすいことがお分かり頂けるのではないでしょうか。
そんな時は焦らずに対処するのが大事で、「脂漏性皮膚炎を治す」⇒「AGAの治療を受ける」という流れで薄毛の進行をストップするのが理想です。
AGA専門クリニックによってはAGAの治療薬だけではなく、脂漏性皮膚炎の対策に適したシャンプーを処方してくれるところもありますので、頭皮や髪の毛の悩みを相談してみてください。
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