AGAの治療中は飲酒を控えるべき?治療薬とアルコールの併用はどう?
目次
AGAの治療中は飲酒を控えるべきなの?
AGAによる抜け毛や薄毛の症状で悩まされている男性で、次のように考えている方はいませんか?
- お酒はなるべく飲まない方が良いのでは?
- 飲酒を続けているとAGAの症状が悪化するのでは?
- 禁酒しないとAGAの治療効果が薄れるのでは?
AGAの治療を続けている男性もこれから何かしらの対策を始めようとしている方も、薄毛とお酒の関係性について気になるのではないでしょうか。
しかし、お酒が直接的にAGAの原因に繋がることは絶対になく、次のように男性ホルモンが関係しているのが理由ですね。
- 男性ホルモンのテストステロンには骨や筋肉を作り出す働きがある
- テストステロンが酵素の5αリダクターゼによる影響でDHTに変換される
- DHT(ジヒドロテストステロン)が正常なヘアサイクルを狂わせる
- 「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」というサイクルが乱れて抜け毛が増える
- 抜け毛の本数が増えると薄毛の症状が次第に進行していく
お酒が好きだからといってAGAの発症率が高くなるわけではありませんし、ビールやサワーなどのアルコールは百薬の長と考えられています。
適量であれば血行を促進したり精神的なストレスを発散したりと良い影響も多く、AGAを発症していると診断された男性も今までと同じようにお酒を飲んで構いません。
過度の飲酒でAGAの症状が悪化する理由は?
適量であれば身体にとって嬉しい効果があっても、過度の飲酒でAGAの症状が悪化するケースがあります。
- 1日に許容量を超えてビールをガブガブ飲んでいる
- 実際に嘔吐するほど限界を超えて飲酒している
こういった男性は要注意で、「既にAGAを発症している」⇒「お酒による悪影響が加わる」⇒「抜け毛が増える」と症状が進行する恐れがあるのです。
そこで、以下では薄毛の症状とアルコールの摂取にどんな関係性があるのかまとめていますので、AGAの治療中の男性もきちんとチェックしておきましょう。
アルコールを分解するためにアミノ酸が消費される
私たちの髪の毛とアミノ酸には、次のように大きな関係性があります。
- 毛髪は18種類のアミノ酸が結合したタンパク質で構成されている
- 体内からアミノ酸が不足するとケラチンが生成されにくくなる
- ケラチンが少なくなるとハリやコシのない髪の毛が多くなる
数多くのアミノ酸の中でも、ケラチンを構成する中で最も多いシスチンや体内でシスチンを生成しているメチオニンは大事ですよ。
しかし、許容量を超えるほどのお酒を毎日のように飲んでいると、髪の毛を作り出す材料となるアミノ酸が消費されやすいので気を付けなければなりません。
髪の毛の栄養不足に繋がりやすく、既にAGAを発症している男性の場合は抜け毛が増えやすいメカニズムです。
肝臓へと大きな負担が加わる
過度の飲酒により、肝臓へと大きな負担が加わるという話はかなり有名なのではないでしょうか。
肝臓へと負担が加わるのは、お酒の中に入っているアルコールを分解する時にエネルギーを使うのが理由ですね。
適量であればまだしも、お酒を飲む量が増えれば増えるほど以下のように毛髪へと悪影響を与えます。
- アルコールの分解に使うエネルギーは量が多いほど強くなる
- 髪の毛を作る栄養素がアルコールを分解する方に運ばれる
- 発毛効果が薄れてAGAの治療効果が出にくくなる
AGAの治療はプロペシアやザガーロなど、内服薬さえ飲んでいればOKという単純な話ではありません。
頭皮環境を整えて髪の毛が発毛しやすい状態を作るのが重要ですので、お酒が好きな男性は飲みすぎに注意すべきです。
以下のページでは、肝臓が弱い男性がAGAの治療を受ける上での注意点をまとめていますので、参考にしてみてください。
毒性物質のアセトアルデヒドが発生する
飲酒した時に発生する毒性物質がアセトアルデヒドで、二日酔いが引き起こされる根本的な原因ですね。
アセトアルデヒドは発がん性物質や細胞の変異原性ともされていて、通常であれば血液中で水分となって体外へと排出されるものの、体内へと残ると頭痛や吐き気に繋がります。
この毒性物質はAGAとも関係性があり、どのような影響を与えるのか見ていきましょう。
- お酒を飲み過ぎるとアルコールの分解が体内で間に合わなくなる
- アセトアルデヒドが無害な物質の酢酸に分解されないまま血液を巡る
- AGAの直接的な原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)を増やす
- ヘアサイクルが乱れて抜け毛の本数が増えて薄毛が進行しやすくなる
ヘアサイクルを狂わせる悪玉男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が増えるのが非常に厄介です。
綺麗な髪の毛を作り上げるビタミンが消費される
綺麗な髪の毛を作り上げるにはビタミンが必要で、種類別の効果を簡単にまとめてみました。
- ビタミンA:細胞の酸化による老化を抑えたり身体の免疫システムを維持したりする
- ビタミンB2:皮膚の健康維持や髪の毛の細胞再生とも深く関わっている
- ビタミンB6:細胞の代謝を促す役割を持つ
- ビタミンC:肌や髪の毛を作るコラーゲンを生成する
- ビタミンE:血液の流れを良くして栄養素を行き届きやすくする
身体の健康とも深く関わっていますのできちんと摂取しなければならないものの、過度の飲酒によってアミノ酸と同じようにビタミンも消費されます。
野菜や果物を中心とする食生活を送っていてもお酒の過剰摂取で体内から失われていては意味がないので、飲み過ぎには気を付けなければなりませんよ。
AGAの治療薬とアルコールの併用はどうなの?
AGAの治療を行うに当たり、内服薬のプロペシアやザガーロは欠かせない存在となりました。
プロペシアとザガーロはAGA専門クリニックで取り扱っている代表的な医薬品で、それぞれの大まかな効果を見ていきましょう。
- プロペシア⇒Ⅱ型の5αリダクターゼを阻害してテストステロンがDHTに変換されるのを防ぐ
- ザガーロ⇒Ⅰ型とⅡ型の両方の5αリダクターゼを阻害して同じようにDHTの量を減らす
※ザガーロの効果や飲み方については以下のページでも詳しく説明しています。
AGAの根本的な原因に焦点を当てた治療薬なのですが、「アルコールと併用しても大丈夫なの?」と疑問を抱えている方は少なくありません。
確かに、お酒と薬の併用で効果が下がったり副作用が強くなったりするケースは多く、担当の医師から制限される場合があります。
個人の体質によって異なりますので一概には説明できないものの、次の点をきちんと守っていればAGAの治療薬を服用している男性でも飲酒はOKです。
- フィナステリドにしてもザガーロにしても1日の服用量を守っている
- AGAの治療薬を服用してから6時間以上が経過している
- 二日酔いの症状が酷くなるほどの量のお酒を飲まないようにする
適量を守ってお酒を嗜んだり医薬品の服用と時間を避けたりしていれば、アルコールを飲んでも身体へと悪影響が引き起こされることはないでしょう。
上記でも説明したように、AGAの治療薬の服用に関わらずお酒の飲み過ぎはDHT(ジヒドロテストステロン)を増やしたり栄養素が消費されたりしますので十分に注意してください。
お酒が好きな男性は昼にAGAの治療薬を服用しよう
普通の生活スタイルの男性であれば、朝から昼間、そして夕方にかけて仕事をして夜にお酒を飲む形となります。
そのため、AGAの治療薬と飲酒の時間が被らないように、昼間にプロペシアやザガーロを服用する方法がおすすめですね。
- 胃腸への負担を和らげるために昼食後に医薬品を服用する
- 毎日同じ時間帯に1錠のプロペシアやザガーロを服用する
- 日によっては夜の時間帯にお酒を楽しむ
上記のような飲み方を続けていれば、無理に禁酒してストレスを貯めることなくAGAを治療して薄毛の克服を目指せます。
もちろん、AGAの治療薬は毎日飲み忘れなく継続するのが大事ですので、昼食後のタイミングではなく朝に服用するのも良いでしょう。
AGA専門クリニックのAGAヘアクリニックであれば、医薬品の処方だけではなく飲み方や生活改善のアドバイスまで同時にしてくれます。
何よりも1ヵ月当たり5,500円と格安の料金でAGAの治療を続けられるのが魅力的ですので、まずはAGAヘアクリニックで無料カウンセリングを受けてみてください。
まとめ
以上のように、適量のアルコールを摂取しているだけであれば、髪の毛に悪影響を与えたりAGAの治療を阻害したりする心配はありません。
身体に負担の加わらない程度の量であれば、血行を良くしたりストレスを発散させたりと良い影響がたくさんあります。
お酒と上手に付き合いながらAGAの治療を進めるのは不可能ではないので、今一度自分のアルコールの摂取方法を見直してみましょう。
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