FAGAで悩む女性に効果的な治療や対策方法
2019/02/18
目次
女性が悩まされやすい薄毛の症状は?
「薄毛を引き起こすのは中高年を超えた男性だけ!」とイメージしている方は少なくありません。
しかし、女性も同じように抜け毛や薄毛で悩まされやすく、その数は国内で600万人を超えると言われています。
男性が発症するAGAとはメカニズムが異なり、以下では女性が引き起こす薄毛の症状や原因を幾つか挙げてみました。
- FAGA:女性男性型脱毛症のことで加齢による女性ホルモンの減少が大きな原因
- 瀰漫(びまん)性脱毛症:食生活の乱れや間違ったヘアケアが原因
- 分娩後脱毛症:出産に伴うホルモンバランスの変化で一時的に抜け毛が増える
- 脂漏性脱毛症:頭皮に皮脂が過剰に分泌されて皮脂が毛穴に詰まるのが原因
- 粃糠性脱毛症:フケの大量発生で毛穴が塞がれて栄養が行き届かなくなるのが原因
- 円形脱毛症:精神的なストレスが引き金となって免疫が正常な細胞を攻撃するのが原因
- 牽引性脱毛症:ポニーテールなど髪の毛を引っ張る髪型で頭皮への負担が大きくなっているのが原因
症状によって違いがあるもののの、「抜け毛や薄毛が気になって外出したくない」「ボリュームが減少して地肌が見えるのは嫌だ」といった深刻な悩みに繋がる点では一緒です。
シロノクリニックで女性に対して、「頭皮や頭髪で気になることは?」とアンケートを行ったところ以下の結果が出ました。
- 1位:分け目が薄く見える(58.9%)
- 2位:毛量が少なくなってきた(53.6%)
- 3位:抜け毛が増えてきた気がする(42.9%)
- 4位:髪の毛がゴワつく(33.9%)
- 5位:シャンプーをしても痒みが残る(14.3%)
分け目が薄く見えたり毛量が減ったりするのは、FAGAやびまん性脱毛症が大きな原因です。
女性が引き起こす脱毛のタイプは?
女性が引き起こす脱毛のタイプは、ルードヴィヒ分類によって分けられています。
症状の進行具合によってステージが異なり、それぞれの特徴を見ていきましょう。
- Ⅰ型(正面から頭頂部にかけて全体的にボリュームが薄くなっている)
- Ⅱ型(Ⅰ型よりも脱毛の範囲が拡大している)
- Ⅲ型(正面の前頭部から脱毛の範囲が後退している)
- Ⅳ型(毛包が破壊されて髪の毛が生えてこない状態)
- Ⅴ型(薬剤やホルモンバランスの異常が引き金で脱毛症になる)
このように頭皮や頭髪の状態が変化していくのは、FAGA(Female Androgenetic Alopecia)の発症が引き金です。
男性型脱毛症のAGAとは違い、女性男性型脱毛症のことをFAGAと呼び、メカニズムを簡単にまとめてみました。
- 女性の体内にはエストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンがある
- 加齢による影響で卵巣の機能低下によって女性ホルモンの分泌量が減少する
- エストロゲンは特に髪の毛の健康と深い関わりを持っている
- 女性の身体の中にも男性と同じように男性ホルモン(テストステロン)が流れている
- 酵素の5αリダクターゼの影響を受けて発毛を妨げるDHTへと変化する
- 相対的に男性ホルモンが過多になって抜け毛や薄毛に繋がる
女性は男性のように頭頂部がツルツルになったり、前頭部が激しくM字に後退したりすることはありません。
しかし、ホルモンバランスの変化でFAGAを発症するとDHT(ジヒドロテストステロン)による影響が強くなり、少しずつ時間をかけて抜け毛や薄毛の症状が悪化していきます。
FAGAで悩む女性に効果的な治療や対策方法をチェック!
毛髪を育てる役割を持つ女性ホルモンのエストロゲンが加齢や生活習慣が原因で減少すると、FAGAを発症するのが特徴です。
- 一度髪の毛が減ったら元の状態にならないのでは?
- このままハゲが進行して美しい自分に戻れないのでは?
このように不安を抱えている女性は多いものの、FAGAは正しい治療や対策で改善できます。
以下ではFAGAで悩む女性に効果的な治療や対策の方法をまとめていますので、髪の毛の薄さを何とかしたい方は一度チェックしておきましょう。
女性のFAGAを改善する治療薬を使用する
女性のFAGAを改善するために作られた治療薬を使用するのは実に効果的です。
FAGAに限らずびまん性脱毛症や分娩後脱毛症の治療にも効果を発揮し、どんな医薬品があるのか幾つか挙げてみました。
- パントガール(Pantogar):発毛を促す女性の内服薬(飲み薬)として初めて効果と安全性が認められ、Merz Pharmaceuticals社の臨床試験では3ヶ月で7割の人の抜け毛が減った
- パントスチン(Pantostin):薄毛で悩む女性のために開発された外用薬で、有効成分のアルファトラジオールDHTの産生を阻害して抜け毛を抑制する
- リアップジェンヌ:男性用の育毛剤であるリアップの女性バージョンで、血管拡張作用で栄養素を毛母細胞へと行き渡らせることができるミノキシジルを含む
パントガールやパントスチンはFAGAの治療を行うクリニックで処方されていて、リアップジェンヌに関してはマツモトキヨシなどお近くの薬局やドラッグストアで購入できます。
一度FAGAを発症すると自然には解消されず、年月が経つにつれて症状が加速しやすいので注意しなければなりません。
そのため、薄毛の進行をストップして若い頃のヘアスタイルを取り戻すに当たり、医薬品を使った治療は欠かせないのです。
女性のFAGAの治療を行う病院を受診する
市販されている育毛剤を使ったり生活習慣を見直したりという方法には限界があります。
セルフケアで症状の改善に繋がらない女性も多いので、FAGAの治療を行う病院を受診するのがベストです。
- 正しい知識を持つ医師がカウンセリングや頭皮の診断をしてくれる
- 個人の薄毛の症状に合わせて治療法を選択してくれる
- 医学的に効果が認められた方法でFAGAの治療ができる
このようなメリットがあり、生活習慣を含めて専門家に相談しながら確実に治療できます。
女性のFAGAの治療を行う代表的な病院は東京ビューティークリニックで、どんな方法が取り入れられているのか幾つか見ていきましょう。
- タブレットとリキッドの両方で対処するオリジナル発毛薬のRebirth Lady(リバースレディ)
- 頭皮へと発毛に必要なカクテルを注入するDr'sメソ(FAGAメソセラピー)
- 細胞を生み出す基となる幹細胞を増やすFAGA幹細胞再生治療
- 薄毛の部分へと自分の髪の毛を移植して見た目を改善できるHair Moving植毛法
複数の治療を併用して症状の改善を図ることもでき、まずは東京ビューティークリニックで無料カウンセリングを受けてみてください。
女性用育毛剤の使用で髪の毛を育てる
ドラッグストアやインターネット通販では、様々な種類の女性用育毛剤が販売されています。
女性用育毛剤には髪の毛を育てたり頭皮環境を整えたりする効果があり、FAGAによる抜け毛や薄毛の対策としておすすめです。
- 無添加を心掛けていて敏感肌や産後でも使える「マイナチュレ」
- 99.9%の育毛成分や頭皮ケア成分を含む「ベルタ育毛剤」
- 血行促進作用を持つエビネランエキスを含む「花蘭咲(からんさ)」
これらの製品の評判が高く、わざわざ医療機関やエステサロンへと足を運ぶ必要はありません。
- 仕事が忙しくて病院へと通院できない
- 自宅で気軽に抜け毛や薄毛を対策したい
- 同時に頭皮環境もしっかりと整えたい
上記のように考えている方は、自分に合う女性用育毛剤を探して自宅で使ってみてください。
イソフラボンを含む大豆製品を食べる
イソフラボンを含む大豆製品を毎日の食生活で食べるのは、FAGAで悩む女性の効果的な対策です。
- 豆腐
- 納豆
- 豆乳
- 味噌
- きなこ
これらの大豆製品の中には、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするイソフラボンが含まれています。
体内に入ることで女性ホルモンの働きを助けてくれるため、ホルモンバランスの変化による抜け毛や薄毛の症状を対策できるというメカニズムです。
医療機関を受診して治療している女性も身体の外側からのケアだけではなく、内側からの対策も同時に行ってみましょう。
まとめ
下記に該当する女性はFAGA(女性男性型脱毛症)を発症している可能性があります。
- 頭皮のボリュームがなくなって地肌が見えている
- スタイリングで髪の毛がまとまりにくくなった
- 髪の毛の分け目が気になり始めている
- 若い頃と比べて髪の毛が細くなった気がする
- 自分の抜け毛を見てみると短い毛が多い
- 父や母が薄毛の症状で悩まされている
- 運動不足で不規則な生活習慣を送っている
当てはまる数が多ければ多いほど注意しなければならず、年齢を重ねるにつれて症状が悪化しやすいのが特徴です。
「綺麗になりたい」「若い頃の美しさを取り戻したい」と考えているのであれば、自分の症状に合う方法でFAGAの治療を始めてみてください。
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