カプサイシンがAGAによる抜け毛や薄毛に良い理由
2019/08/27
目次
カプサイシンがAGAによる抜け毛や薄毛に良い理由はこれだ!
AGAに良いと言われている食べ物や栄養素は多く、抜け毛の発生を未然に抑えることができます。
AGAの根本的な治療に繋げるのは難しいとしても、抜け毛の本数が減少すれば薄毛の予防が可能ですね。
実は唐辛子の中に入っている辛み成分のカプサイシンは、AGAに良いと考えられています。
カプサイシンはカプサシノイドと呼ばれる化合物の一種で、唐辛子だけではなくキムチやラー油などの辛味調味料に含まれているのが特徴です。
このページではカプサイシンと髪の毛にどのような関係性があるのか説明していますので、AGAによる抜け毛や薄毛の症状で悩んでいる男性は一度目を通しておきましょう。
髪の毛を成長させる効果があると研究結果が出ている
唐辛子のカプサイシンは、髪の毛を成長させる効果があると研究結果が出ています。
以下では、ドイツの大学病院で実施された研究結果の概要をまとめてみました。
- マウスの背中にカプサイシンを皮下注射して注入する
- 別のマウスにはカプサイシンで分泌が促されるSP(サブスタンスP)を注入する
- 両方のマウスにおいて休止期の毛に著しい成長が見られた
カプサイシンの投与により、顕著な毛髪成長(発育相)が誘発されたことが分かっています。
発毛においてプラスに働くのは紛れもない事実ですので、「AGAを発症している男性も唐辛子を食べれば髪の毛の成長が促される」と噂されているのです。
新陳代謝を促して血行不良を改善できる
辛い食べ物を食べて、汗が止まらなくなった経験をお持ちの方はいませんか?
韓国料理は特に汗がダラダラと出るのが特徴で、カプサイシンに血行や新陳代謝を活性化させる効果があるからです。
新陳代謝を促して血行不良を改善してくれるのはAGAを発症している男性にも嬉しい効果で、その理由を幾つか挙げてみました。
- 毛乳頭細胞や毛母細胞に行き渡る酸素や栄養素の量が増える
- 毛母細胞が活性化して太くて長い髪の毛を作り出すことができる
唐辛子を食べてカプサイシンを摂取していれば、頭皮の血液がしっかりと循環して毛母細胞に栄養を届けてくれますよ。
現代人は運動不足や脂っこい食べ物が原因で血行不良に陥るケースが多いので、カプサイシンを摂取して汗を出すのは効果的です。
イソフラボンと同時に摂取すると成長因子が増える
カプサイシンがAGAに良いのは、イソフラボンとの同時摂取で成長因子が増えるのが大きな理由です。
イソフラボンはAGAの原因のDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する効果が高く、髪の毛に良い理由は以下のページでも詳しく説明しています。
大豆製品に含まれているイソフラボンに加えてカプサイシンを摂取すると、知覚神経が刺激されてIGF-1(インスリン様成長因子-1)が増えることが分かりました。
IGF-1(インスリン様成長因子-1)は髪の毛と深く関わる成長因子で、具体的な効果や働きについて見ていきましょう。
- 細胞内伝達に作用して発毛効果を促す
- タンパクや筋肉の合成を促進する
- 脂肪分解をサポートする
- インスリン感度を改善する
頭皮に生えている髪の毛だけではなく、健康にも良い働きをしてくれます。
IGF-1(インスリン様成長因子-1)が増えるメカニズムは、「カプサイシンやイソフラボンを摂取する」⇒「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が放出される」⇒「毛乳頭細胞に作用する」という流れですね。
成長因子はAGAの専門クリニックの治療でも用いられていますので、抜け毛や薄毛の改善に欠かせません。
カプサイシンを摂取する上で注意しておきたいポイント
カプサイシンの摂取で、AGAによる抜け毛や薄毛の症状を抑えられる点については分かりましたね。
しかし、毎日の生活でカプサイシンを摂取するに当たって注意しておきたいポイントがありますので、一度確認しておいてください。
- 体重1㎏当たり60㎎~75㎎、体重が60㎏の男性で3,600㎎を超える量を摂取すると命への危険がある
- 1日で摂取する量を増やしても比例した発毛効果を得られるわけではない
- 辛い食べ物をあまりにも食べすぎていると胃腸に大きな負担が加わる
カプサイシンは優れた血行促進作用や脂肪燃焼作用を持ちますので、抜け毛の予防に加えてダイエットにも効果的です。
それでも、過剰摂取で身体には大きな負担が加わるため、程々の摂取を心掛けましょう。
カプサイシンだけで発毛効果を得るのは不可能!
どれだけAGAに良い成分や栄養素でも、カプサイシンだけで発毛効果を得ることはできません。
あくまでも抜け毛の予防効果しかないので、髪の毛がグングン生えるわけではないのです。
以下では、カプサイシンでAGAの治療が難しい理由を幾つか挙げてみました。
- 食べ物の中に入っている栄養素なので医薬品成分ではない
- AGAの根本的な原因のDHT(ジヒドロテストステロン)は抑えられない
- カプサイシンとイソフラボンの摂取でIGF-1(インスリン様成長因子-1)が増える研究は、論文に捏造やデータ改ざんといった不正問題が発覚していた
食べる量を増やしても頭頂部や前頭部の薄毛が改善されないこともありますので、AGAを発症している男性は専門病院のAGAヘアクリニックに足を運ぶべきです。
AGAヘアクリニックでは不確かな方法ではなく、医学的に効果が立証されたAGAの治療を提供してくれます。
あなたの症状や体質に合わせたオーダーメイド治療が魅力的ですので、まずは一度AGAヘアクリニックで無料カウンセリングを受けてみましょう。
まとめ
以上のように、唐辛子の中に含まれているカプサイシンは少なからず髪の毛に良い影響があります。
血行不良を改善したり成長因子を増やしたりしてくれるのは事実ですが、AGA自体の治療は不可能ですよ。
AGAは医薬品を使った治療が絶対条件ですので、専門クリニックを受診して正しい知識を持つ医師と一緒に薄毛の改善を目指してみてください。
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