肝臓の弱い人がAGA治療を受ける際の注意点
目次
肝臓の弱い人はAGA治療を受けられないの?
肝臓は私たちの健康を維持するに当たって大事な臓器で、以下の3つの働きや役割があります。
- 代謝:食べ物のタンパク質や脂肪を貯蔵して必要に応じてエネルギーとして供給する
- 解毒:アルコールや老廃物など有害な物質を体外へと排出する
- 胆汁:脂肪の消化や吸収を助ける胆汁の生成や分泌を行う
原料を化学反応で加工する工場のような役割があるものの、加齢によって知らず知らずのうちに機能低下を起こしているケースが多いので注意しなければなりません。
基本的にAGA治療は身体が健康的な男性が受ける処置ですので、肝臓の弱い人は避けた方が良いケースはあります。
- 肝臓の弱い男性は絶対にAGA治療を受けられない
- まずは肝臓の機能を取り戻す対策をすべき
上記のように決められているわけではありませんが、医薬品の服用によるAGA治療を始める前に自分の身体の状態をきちんとチェックしておくべきです。
肝臓の弱い人がAGA治療を受ける際の注意点をチェック!
以下では、肝臓の弱い人がAGA治療を受けるに当たって押さえておきたい注意点をまとめてみました。
- 黄疸(眼球や皮膚の一部が黄色くなる)
- 身体がだるくて倦怠感で悩まされる
- 過度の眠気や不眠など睡眠障害を起こしている
- 脱力感が酷くて何事にもやる気が湧かない
- 食欲不振が続いていて体重が減少している
- 肌荒れやシミが増えている
- 急にお酒やアルコールに弱くなった
- 気持ち悪くて吐き気がする
- だらだらとした微熱が長期間に渡って続く
これらの症状に当てはまる数が多ければ多いほど肝機能低下のサインですので、AGAの治療を始める前に確認しておいてください。
プロペシアには肝機能障害の副作用がある
AGAの治療の代表的な方法がプロペシアの服用で、以下の効果を持つ内服薬です。
- フィナステリドが還元酵素の5αリダクターゼを阻害する
- テストステロンと結合してAGAの原因となるDHTが産生されるのを防ぐ
- 成長期が短くなり休止期に留まる毛包を減らして抜け毛を抑えられる
AGAのメカニズムに焦点を当てた効果的な治療薬なのですが、肝機能障害の副作用があると考えられています。
「1日に1錠を水で服用する」と正しい飲み方を続けていれば、肝臓へと大きな負担やダメージが加わることはありません。
しかし、プロペシアの服用で肝機能障害を発症する可能性はゼロとは言い切れませんし、元々肝臓の機能が弱い男性は自己判断で服用しない方が良いのです。
- 以前の臨床試験では重篤な肝機能障害は確認できなかった
- 日本国内でプロペシアを服用している男性は数十万人はいる
- 十数例で肝機能障害が報告されている
このような特徴があり、万が一の事態やトラブルを想定して医師へと相談してからプロペシアを飲んでAGAの治療を行っていきましょう。
ザガーロは肝臓に障害がある人は服用できない
近年ではプロペシアに代わり、AGAの治療としてザガーロを服用する男性が増えました。
- Ⅰ型とⅡ型の両方の5αリダクターゼを阻害できる
- プロペシアと比べて約1.6倍の発毛効果が認められている
- ネット通販ではジェネリック(ザガーロジェネリック)が安く購入できる
上記の特徴やメリットがあることで、AGA専門病院や皮膚科でも取り扱うようになっています。
重篤な副作用を引き起こす内服薬ではないものの、ザガーロは肝臓に障害がある人は服用できません。
その証拠として2015年の10月20日に厚生労働省はザガーロの使用上の注意点や副作用の項目を新設し、「肝機能障害」「黄疸」を記載するようにと改訂指示を出しています。
- 抜け毛を抑えて薄毛の症状を和らげるためにザガーロを服用する
- 錠剤は肝臓で代謝されて全身へと有効成分(デュタステリド)が行き渡る
- 肝障害を持っていると血中濃度が上昇する危険性がある
- 肝硬変や急性肝炎、薬剤性肝炎などの病気のリスクが高くなる
こういった弊害があるため、プロペシアと同じように肝臓の機能が低下していたりコンディションが悪かったりという男性はザガーロの服用にも注意が必要なのです。
肝臓が弱い男性はAGA専門クリニックで血液検査を受けよう
普通に過ごしているだけでは、自分の肝臓が強いのか弱いのか判断できません。
20代や30代など若者であればまだしも、40代や50代と年齢を重ねた男性であれば既に日常生活の中で肝臓の機能が低下している可能性があり、自分の判断でAGAの治療薬を服用する前に専門クリニックで血液検査を受けましょう。
- ALT(GPT):31IU/L以上は肝細胞が障害を受けている
- AST(GOT):31IU/L以上は肝細胞が障害を受けている疑いがある
- γ-GTP:51IU/L以上は肝機能異常の可能性がある
- ALP(アルカリホスファターゼ):数値が高いと肝障害や胆道疾患の疑いがある
上記のように血液検査を事前に受ければ、「基準値」「注意するレベル」「ヤバいレベル」と自分の肝臓の状態を把握できます。
特に問題がなければ今の薄毛の症状に合わせて自由にAGA治療を選べば良いですし、肝臓に異常があると分かればプロペシアやザガーロ以外の方法を選択すればOKです。
そこで、AGAの治療を始める予定の男性はAGAスキンクリニックへと足を運んでみましょう。
- 初回の診療で支払う初診料
- 血液を検査する血液検査費用
この2つの費用が無料となるキャンペーンが実施されていますので、詳細はAGAスキンクリニックの公式サイトで確認してみてください。
肝臓が弱い男性におすすめのAGA対策は?
肝臓が弱い男性は医薬品を使った治療ではなく、別のAGAの対策をおすすめします。
プロペシアやザガーロの服用が全てではありませんし、自宅でのセルフケアでもできることはたくさんあるのです。
以下では、どんなAGA対策がおすすめなのか幾つか挙げてみました。
- ノコギリヤシやイソフラボンなどの栄養素が入ったサプリメントを摂取する
- 肝臓には悪影響を与えないミノキシジルが含まれた育毛剤を塗布する
- 市販されている育毛シャンプーを使って頭皮環境を良好な状態で整える
もちろん、サプリメントの中に良くない成分が含まれている可能性も少なからずありますので、肝臓が弱い男性は念のためにかかりつけの医師へと相談しましょう。
まとめ
肝臓が弱い男性や肝機能障害を患っている人は、自分の身体のことを一番に考えるためにAGAの治療法の選択が大事です。
自分では大丈夫だと高をくくっていても、勝手な判断で医薬品を服用していると身体が蝕まれる可能性があります。
沈黙の臓器と呼ばれている肝臓は知らず知らずのうちに機能低下を引き起こしやすいので、AGAの治療法の選択には十分に注意してくださいね。
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