AGAによる抜け毛にケトコナゾールが効果的な理由!正しい使い方は?
目次
AGAによる抜け毛にケトコナゾールが効果的な理由をまとめてみた
ケトコナゾールとは強い抗菌作用を持つ成分で、カンジダ症や白癬の治療に用いられています。
日本ではローションやクリームの中に配合されていることが多く、医師から処方された薬を使って皮膚病の治療に取り組むのが一般的です。
このケトコナゾールを含んだシャンプーも医薬品扱いされていて、AGAによる抜け毛に良いと言われています。
中でもニゾラールシャンプーやニナゾルシャンプーが代表的で、AGAの補助的な一環として利用されるケースは少なくありません。
ここではAGAによる抜け毛にケトコナゾールが効果的な理由をまとめてみました。
AGAを発症して抜け毛が増加し、薄毛の症状が進行している男性は一度チェックしておきましょう。
髪の毛の太さと成長期の割合を増加させる作用を持つ
ケトコナゾールを含むシャンプーがAGAに効果的なのは、髪の毛の太さと成長期の割合を増加させる作用を持つからです。
この事実を証明するために、2%のケトコナゾールが配合されたシャンプーと市販のシャンプー(ヴィダルサスーンのシャンプー)で、次の比較が行われました。
- 比較の数値として毛髪直系平均値(μm)×成長期毛率(%)=PI値を用いる
- ケトコナゾールを使ったグループは徐々にPI値が増加している
- 市販のシャンプー(ヴィダルサスーンのシャンプー)ではPI値が減少した
市販のシャンプー剤とは違ってケトコナゾールの成分を含むシャンプーは、PI値が増加することが分かりましたので、髪の毛が太くなってヘアサイクルの成長期の割合が増えると考えられますね。
AGAは成長期⇒退行期⇒休止期というヘアサイクルの乱れで引き起こされるため、成長期を長くして抜け毛の抑制を図るケトコナゾールは効果的です。
DHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する作用を持つ
ケトコナゾールは、AGAの最大の原因とも言えるDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する作用を持つことが分かりました。
抜け毛を増やすDHT(ジヒドロテストステロン)は、細かく分けると次の経路で産生されています。
- プロゲステロン
- アンドロステンジオン
- テストステロン
- DHT(ジヒドロテストステロン)
男性ホルモンのテストステロンからDHT(ジヒドロテストステロン)が産生されるのを防ぐに当たり、プロペシアの中に含まれているフィナステリドが有効なのは有名なのではないでしょうか。
一方でケトコナゾールの場合は、プロゲステロンからアンドロステンジオンに変換させる酵素のCYP17の働きを阻害できますよ。
つまり、フィナステリド(プロペシア)の更に上流のDHT阻害作用を持つため、ケトコナゾールが含まれたシャンプーとプロペシアの併用がAGAの治療に役立つのは間違いありません。
頭皮に分泌される皮脂を抑制する
頭皮に分泌される皮脂の量があまりにも多いと、次のように様々なトラブルの原因になります。
- 毛穴の中に皮脂が詰まって髪の毛の成長が阻害される
- 空気と触れ合って酸化して頭皮の臭いに繋がる
- フケが大量発生して脂漏性皮膚炎を発症する
脂漏性皮膚炎はAGAと直接的な関係性はないものの、「頭皮環境が悪化する」⇒「抜け毛の本数が増える」と繋がりやすいので注意しないといけません。
※AGAと脂漏性皮膚炎の症状の違いについては下記のページで詳しく説明しました。
頭皮に分泌される皮脂を抑制するに当たり、ケトコナゾールが配合されたシャンプーが役立ちます。
ケトコナゾールは毛包からの皮脂の分泌率を低下させる働きがありますので、この成分を含むシャンプーで髪の毛を洗うことで頭皮環境の改善が可能です。
フケが大量に発生すると粃糠性脱毛(ひこうせい脱毛)の原因にも繋がるため、AGA以外の脱毛症を予防する目的でもケトコナゾールは適していますよ。
ケトコナゾール配合のシャンプーの正しい使い方はこれだ!
ケトコナゾールは医薬品に認定されている成分ですが、強い副作用は特にありません。
正しい使い方でシャンプーをしていれば、安全に頭皮環境を整えてAGAによる抜け毛を予防できます。
そこで、以下ではケトコナゾール配合のシャンプーの正しい使い方を紹介していますので、初めて使用する男性は一度目を通しておきましょう。
- メーカーによって異なるが、ケトコナゾール配合のシャンプーは週に1回~3回の使用が目安
- 頭皮や髪の毛をシャワーで濡らして表面の汚れを最初に落とす
- ケトコナゾールシャンプーを出して3分~5分程度馴染ませて洗う
- 洗浄成分が頭皮に残らないように丁寧に洗い流す
- タオルドライとドライヤーを使って髪の毛を乾かす
正しい使い方を実践すれば、「抜け毛が減った」「フケが減った」という効果が期待できます。
市販のシャンプー剤とは違い、ケトコナゾール配合のシャンプーは毎日使用するアイテムではないと心得ておいてください。
まとめ
以上のように、「髪の毛を太くする」「DHTを抑制する」「頭皮の皮脂分泌を抑える」といった効果を持つケトコナゾールは、AGAの対策にも十分に役立ちます。
AGAを発症して更に頭皮環境が乱れていると、抜け毛の症状は加速しやすいので注意しないといけません。
しかし、ケトコナゾール配合のシャンプーだけでAGAを治療するのは難しいため、本格的に改善したいのであれば専門クリニックのAGAヘアクリニックへの受診がおすすめですよ。
AGAヘアクリニックでは個人の薄毛の症状や体質に合わせて、AGAを治療する外用薬や内服薬を処方してくれます。
格安の費用でオーダーメイド治療が受けられますので、まずはAGAヘアクリニックで無料カウンセリングを受けてみてください。
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