毛深い人はAGAを発症しやすいって本当?
2018/10/10
目次
毛深い人はAGAを発症しやすいって本当なの?
AGAに関する噂は、インターネット上でたくさん出回っています。
それが本当なのか嘘なのか、疑問を抱えている男性は多いのではないでしょうか。
その噂の一つが「毛深い人はAGAを発症しやすい」「腕毛や胸毛などの体毛が濃い男性はハゲやすい」といった内容ですね。
AGAと毛深さに関しては、「一切関係なし」「関係ある」と決め付けることはできません。
以下では抜け毛や薄毛を引き起こすAGAと、体毛の関係性について詳しくまとめてみました。
毛深い男性は男性ホルモンの分泌量が多い
毛深い男性がAGAを発症しやすいという噂が流れているのは、男性ホルモンが深く関わっています。
男性ホルモンは男性が生きていくために欠かせない存在で、幾つかの働きについて見ていきましょう。
- 筋肉を作ったり骨を守ったりして男らしい身体を形成する
- 認知力を上げてアルツハイマー病を未然に予防する
- 気力を高めて「やる気が出ない」「性欲が減退する」といった症状を抑える
- 血管を若々しい状態で保って動脈硬化を予防する
男性ホルモンの中でもテストステロンは、男性の健康やモチベーションの維持に必要です。
この男性ホルモンの分泌量が多い人ほど毛深くなりやすいため、「体毛が濃いとAGAを発症してハゲやすいのではないか?」と考えられています。
確かに、体毛が濃くなる原因は主に次の4つで、男性ホルモンの分泌量もその一つですよ。
- 男性ホルモンのテストステロンの分泌量が多い
- 遺伝的に体毛が濃い
- 身体がいつも冷えている
- 外部からの刺激が繰り返し加わっている
遺伝的に体毛が濃い人はテストステロンの分泌量が多いので、男性ホルモンが深く関わっているAGAと一切の関係性がないとは言い切れません。
体毛と髪の毛に影響を与える男性ホルモンに違いがある
上記で説明した内容は一見理に適っていますが、「毛深い人=AGAを発症する確率がかなり高い」という考え方は間違っています。
それは次のように体毛と髪の毛に影響を与える男性ホルモンには違いがあるからです。
- 腕毛や胸毛などの体毛が伸びるのは、男性ホルモンのテストステロンが関わっている
- AGAを発症して抜け毛を増やして薄毛を進行させるのは、男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が関わっている
「AGAによる薄毛は男性ホルモンの分泌量で決まる」とイメージしている方は多いのではないでしょうか。
しかし、厳密には男性ホルモンではなく、テストステロンと酵素の5αリダクターゼが結合して産生されたDHT(ジヒドロテストステロン)による影響です。
なぜDHT(ジヒドロテストステロン)が抜け毛を増やして薄毛を進行させるのか、具体的なメカニズムについてまとめてみました。
- 男性ホルモンのテストステロンと、毛乳頭や皮脂腺に存在する酵素の5αリダクターゼが結合してDHT(ジヒドロテストステロン)が産生される
- DHT(ジヒドロテストステロン)がアンドロゲンレセプターと結び付く
- 毛母細胞が細胞分裂する際にタンパクの合成を邪魔するTGF-βが増える
- TGF-βが増えると髪の毛の細胞分裂が上手くできなくなる
- 成長期⇒退行期⇒休止期というヘアサイクルが乱れる
- 通常のヘアサイクルよりも早い段階で退行期に向かうことでハゲる
ハゲるには男性ホルモンのテストステロンだけではなく酵素の5αリダクターゼが必要ですので、「毛深い人=AGAの発症率が高い」と決め付けることはできません。
いくら毛深くても髪の毛がフサフサの男性はいますので、「自分は体毛が濃いから将来的にハゲるかも・・・」と心配しなくても大丈夫ですよ。
毛深くて更に薄毛が気になりだした男性は注意!
DHT(ジヒドロテストステロン)が作られるには、酵素の5αリダクターゼと男性ホルモンのテストステロンが必要です。
毛深い人は男性ホルモンの分泌量が多いと考えられますので、「体毛が濃い=ハゲやすい」という噂が全くのデタラメというわけではありませんね。
つまり、体毛が濃いだけで心配する必要はありませんが、毛深くて更に薄毛が気になりだした男性は要注意です。
薄毛と言っても複数の原因が考えられるものの、20代を超えた男性であれば誰でもAGAを発症する可能性はあります。
一度発症すると少しずつ薄毛が進行するのがAGAの特徴ですので、専門病院のAGAヘアクリニックで治療を開始しましょう。
一般的な皮膚科と違い、AGAヘアクリニックで実施されているAGA治療にどのような特徴があるのか幾つか挙げてみました。
- 男性が発症するAGAの治療に特化している
- AGAの知識を持つ専門医によるアドバイスが受けられる
- 個人の症状に合わせてオーダーメイド治療を受けられる
- スマホテレビを使った遠隔診療を採用している
フィナステリドやミノキシジルなど、今の自分の症状や予算に合わせて「○○○のAGA治療はどうですか?」と専門医が提案してくれます。
毛深くても体毛が薄くてもAGAを発症して年齢を重ねるにつれて抜け毛や薄毛が悪化するケースは十分にありますので、早めにAGAヘアクリニックで専門的な治療を受けてみてください。
男性ホルモンの過剰分泌は抑えることが可能!
AGAの治療は、専門のクリニックや病院で行います。
例えば、AGAの治療薬として代表的なプロペシア(フィナステリド)は、医薬品の効果でテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変換する5αリダクターゼの阻害が可能ですよ。
しかし、内服薬の服用に頼るだけではなく、男性ホルモンの過剰分泌を抑えるとハゲや薄毛の予防に繋がります。
以下では毛深い男性のために、男性ホルモンの過剰分泌を抑制する方法を説明していますので、日々の生活で実践してみましょう。
- ジャンクフードやファストフードなどの脂っこい食べ物の摂取を控える
- 動物性脂肪の過剰摂取を抑えながら野菜や魚を意識して食べる
- 毎日グッスリと眠って身体のリズムを整える
- リフレッシュやリラックスを心掛けてストレスを発散する
- 禁煙にチャレンジする(タバコは男性ホルモンを刺激して女性ホルモンの働きを弱める)
日々の生活習慣に気を配ることで、AGAによる抜け毛や薄毛の症状を予防できます。
食生活や睡眠不足などを見直して、男性ホルモンの抑制を図ってハゲにくい状態を維持する努力をすべきです。
まとめ
以上のように、毛深い人がAGAを発症しやすいのかどうか詳しく説明しました。
AGAは男性ホルモン自体ではなく酵素と結び付いたDHT(ジヒドロテストステロン)が関係していますが、毛深い人はテストステロンの分泌量が多い傾向がありますので、「全く関係なし」と言い切ることはできません。
しかし、体毛の濃さに関係なくAGAは専門クリニックで治療を始めることができますので、薄毛の症状が悪化する前に適切な対策を行ってください。
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