喫煙はNG?タバコがAGAの治療を阻害する理由
2019/03/31
目次
喫煙はNGなの?タバコがAGAの治療を阻害する理由をチェック!
AGAの治療を始めている男性の中で、次のような疑問を抱えている方は少なくありません。
- 治療中にタバコを吸っても大丈夫なの?
- 自分は喫煙しているけれど禁煙が必要なの?
- タバコが原因でAGAを発症するの?
タバコは気分転換やストレスの発散に役立つ反面、ガンや肺浮腫の発生率を高めるなど健康が阻害されるリスクがありますよね。
AGAの治療中の男性が絶対に喫煙してはいけないわけではなく、AGAの直接的な原因にもならないのが特徴です。
しかし、タバコが引き金となってAGAの治療を阻害する可能性は十分にありますので気をつけた方が良いでしょう。
- AGAを発症していない男性が喫煙する⇒髪の毛に大きな変化はない
- AGAを発症している男性が喫煙する⇒抜け毛や薄毛が更に進行する可能性が高い
上記のような特徴があり、タバコはガンだけではなく頭皮や髪の毛にも悪影響を及ぼしますよ。
以下ではタバコがAGAの治療を阻害する理由を幾つか挙げていますので、早く薄毛を克服して若い頃のヘアスタイルを取り戻したいと考えている男性は一度チェックしておいてください。
AGAの原因物質のDHT(ジヒドロテストステロン)が増える
喫煙がAGAの治療を阻害する一番の理由は、AGAの原因物質のDHT(ジヒドロテストステロン)が増えるからです。
ハーバード大学の公衆衛生学部が実施した調査によると、喫煙者と非喫煙者を比較してみると前者の方が13%もDHT(ジヒドロテストステロン)が増加していたことが分かりました。
そもそも、DHT(ジヒドロテストステロン)が髪の毛や頭皮に対してどんな影響を与えるのか見ていきましょう。
- 「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」というヘアサイクルを狂わせる
- 成長期を極端に短くして抜け毛の本数を増やす
- 分泌が増えると生え際や頭頂部から薄毛が進行する
つまり、AGAの代表的な治療薬のプロペシアを服用して5αリダクターゼを阻害し、男性ホルモンのテストステロンがDHTへと変わるのを防いでいても、タバコが原因で増えていては意味がありません。
DHTが頭皮の毛乳頭の男性ホルモンレセプターと結合するとTFG-β1へと変わり、発毛が阻害されて薄毛が促されてしまうため、DHTを増やす恐れのあるタバコはやめるべきですね。
もちろん、プロペシアを使ってAGA治療を行っている男性に限らず、これは他の治療法を選択している方にも該当しますよ。
ニコチンが血流を悪化させる
タバコの中に含まれている化学物質や有害物質としてニコチンが最も有名です。
タールと一酸化炭素を合わせて三大有害物質と呼ばれていて、身体への害を幾つか挙げてみました。
- 血圧が高くなって心臓や血管へとダメージを与える
- 女性ホルモンの分泌量が低下して生理不順を引き起こす
- 赤ちゃんへと届くと染色体の切断や染色体分離を損なう危険性がある
- 血液中のコレステロールが酸化して動脈硬化のリスクが高まる
- 体内の解毒を担当する腎臓に大きな負担が加わる
血圧や腎臓への負担は代表的ですが、頭皮の血流を悪化させる特徴もあります。
これがAGAの治療の効果を阻害する理由と言っても過言ではなく、どのような悪影響をもたらすのか大まかに見ていきましょう。
- 喫煙によってニコチンが体内へと入ると血管を収縮させて血流が低下する
- 血液の流れが悪くなれば毛母細胞へと栄養素や酸素が行き渡りにくくなる
- 更に胃腸の働きを低下させる作用によって栄養素の吸収率が悪くなる
- タバコの燃焼で一酸化炭素が発生すると酸欠状態に陥りやすい
- だんだんと頭皮が栄養不足に陥って髪の毛の成長に支障が出る
- 既にAGAを患っている男性は抜け毛や薄毛の症状が進行しやすい
血流が悪くなったとしても、AGAの直接的な原因になることはありません。
しかし、髪の毛の成長に何かしらの悪影響が出るのは紛れもない事実ですので、AGAを治療している男性はニコチンを取り入れるべきではないですよ。
肝臓の代謝機能の悪化に繋がる
喫煙によってタバコを吸うと、肝臓の代謝機能の悪化に繋がります。
- 1本のタバコを吸うだけでも体内にはニコチンやタールなどの化学物質が流れ込む
- 肝臓は体内へと入り込んだ有害物質を解毒しなければならない
- 解毒作用が間に合わないと毒性の強いアセトアルデヒドが発生する
- 肝臓の代謝機能が少しずつ悪くなって食べ物から摂取した栄養素を上手く吸収できなくなる
このようなメカニズムでダメージが加わり、中高年や高齢者の場合は肝硬変を引き起こすケースも少なくありません。
「頭皮や髪の毛とは特に関係がないのでは?」と考えている方はいますが決してそんなことはなく、肝臓の代謝機能が悪くなれば次の栄養素が不足します。
- 髪の毛の99%を構成しているケラチンタンパク質
- 体内でタンパク質に再構成して髪や爪に吸収されるアミノ酸
- 細胞分裂や新陳代謝の向上に繋がる亜鉛
- 毛髪や皮膚の健康維持に欠かせないビオチン
頭皮が栄養不足に陥れば毛母細胞の活性化を妨げて髪の毛の成長が遅れるため、間接的にAGAの症状の悪化に繋がるわけですね。
タバコに限らず、ビールや日本酒などアルコールの過剰摂取も肝臓へと負担が加わりやすく、頭皮が栄養不足に陥ってAGAの治療を阻害しやすいので注意しましょう。
頭皮が乾燥しやすくなる
意外と知らない方は多いものの、タバコを吸うと頭皮などの皮膚が乾燥しやすくなります。
喫煙者の中で、次のような症状を訴えている方は少なくありません。
- スキンケアを徹底しているのに乾燥肌が悪化している
- ニキビや吹き出物など肌荒れが中々改善されない
- 頭皮のフケが大量に出る
これはタバコによって肌の水分が奪われているのが理由で、頭皮がカサカサと乾燥すれば髪の毛が抜けやすくなってAGAの進行を早めてしまうのです。
髪の毛が健康的に生えるには潤いのある状態をキープしなければならないため、AGAを治療している男性は頭皮の乾燥に気をつけてください。
毛髪を育てるビタミンが消費される
タバコによって毛髪を育てるビタミンが消費されるのも、AGAの治療を阻害する理由の一つです。
髪の毛の成長で最も大事なのはタンパク質やアミノ酸ですが、以下のようにビタミンも重要な関わりがあります。
- ビタミンA:毛髪の健康維持や頭皮の潤いと関わっている
- ビタミンB2:皮脂の過剰分泌を防いで良好な頭皮環境を保つ
- ビタミンB6:毛髪を作る元となる
- ビタミンB12:毛母細胞の細胞分裂を活性化する
- ビタミンC:血液の流れを良くして頭皮に栄養素を届ける
- ビタミンE:高い抗酸化作用で活性酸素を除去する
食生活の乱れと合わさってビタミンが不足していれば満足に髪の毛が成長できないため、既にAGAを発症している男性は薄毛が進行しやすくなるというメカニズムですね。
中でも1本のタバコを吸うと25㎎のビタミンCが破壊されますので、AGAの治療と合わせて禁煙は必須なのではないでしょうか。
AGAの治療と並行して禁煙に取り組もう
以上のように、タバコが頭皮や髪の毛へと大きな悪影響を与えているのは紛れもない事実です。
喫煙は身体にも髪の毛にも百害あって一利無しですので、AGAの治療と並行して禁煙に取り組んでみてください。
- 病院やクリニックへと受診して自分の症状や目的に合う治療を受ける
- ニコレットやニコパッチを使って禁煙へとチャレンジする
この2つの方法を同時に行っていれば、AGAによる薄毛を克服できる確率は高まります。
もちろん、AGAはタバコをやめても必ず改善するわけではなく、「毛髪に影響を及ぼすレベルの問題にはならない」「禁煙してもAGAの症状は進行している」といった意見はありました。
しかし、AGAの治療や対策において自分のできることを全て行うのは大事ですので、禁煙も同時進行した方が良いわけです。
AGAの治療に関しては薬局で販売されている育毛剤や発毛剤の使用ではなく、専門病院のAGAスキンクリニックへの受診をおすすめします。
- 99.4%と治療を受けた男性の発毛実感率が非常に高い
- 投薬治療から育毛メソセラピーまで幅広い方法から選べる
- 全国で45院も展開しているので通院しやすい
AGAスキンクリニックには上記の特徴がありますので、「どの病院でAGA治療を受ければ良いの?」と悩んでいる男性は一度無料カウンセリングを受けてみてください。
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